時給3,500円のバーでのバイト

【鬼畜調教編】牢獄への階段

時給の良いバーでの仕事に興味を持った満里奈。

ホームページを見てみると、最近流行の『コンセプト居酒屋』というものだということが分かった。

写真は入り口しか映っていないので中がどうなっているのか分からないが、どうやら店員がコスプレをしているらしく、口コミには『可愛い店員さんとやりとり出来て満足です』『リピートします』といったものばかりだ。

「詳しく書いてないけど……ガールズバーみたいなとこなのかな?」

おそらく時給が高いのはそのせいだろう、と満里奈は考えた。

(ちょっと不安だけど……でも一応普通の『バー』ってことになってるし、大丈夫!……だよね?)

そして、思い切ってメールを送ると、すぐに返信があった。

『ありがとうございます。では、ご都合のよろしい日に直接店舗にお越し下さい』という短いメッセージと共に、地図が添付されている。

この決断が運命の歯車を狂わせてしまうことに、この時の満里奈はまだ気付いていなかった……

img_3そのバーは、繁華街のビルの地下にあるのだが、場所がとても分かりにくかった。
満里奈は何度も道を間違え、迷路のような裏道を抜け、やっとのことで目的のビルにたどり着いた。

衝撃的なことに、1階はアダルトグッズショップだった。

(やだ……こんなとこにあるの?大丈夫かな……)

満里奈は不安を抱えながらも、もうここまで来てしまったのだし、と思い切って地下への階段を下る。

その階段の先に、目当ての店はあった。
入り口は写真で見たとおり、鉄の扉だ。お洒落といえばお洒落だが、どこか重々しい雰囲気が漂っている。

「なんか……刑務所みたい……」

そうつぶやきながら、満里奈は重い扉を開けた。
中に入るとそこは蠟燭の炎で照らせてている、薄暗い小さなスペースだった。
奥のほうはカーテンで仕切られていて見えないが、手前にはレジの置かれたカウンターと椅子がある。どうやらここは会計をしたりする場所らしい。

するとすぐに、中からスーツを来た男が出て来た。
蝋燭に照らされた顔は整っているが、それゆえにどこか冷たい印象を満里奈に与えた。

「いらっしゃいませ、お客さま。……お一人ですか?」

と、どこか訝しげな男に、満里奈はバイト募集の広告を見て来たのだと告げた。
男はすぐに口調を替えた。

「そうか、君があの……。待っていたよ。僕は、店長の高宮。こんな入り口でビックリしたかもしれないけど、うちは『監獄居酒屋』といってね。監獄に見立てた内装やメニューで、お客様を楽しませているんだ」

その言葉に、満里奈は納得した。「すぐにでも働きたいのだ」と満里奈がいうと、高宮は「うちも人でが足りないから是非そうして欲しい」といった。年齢は若く見えるが、どうやら本当に店長のようだ。

面接はその場で、ものの5分で終了した。
そして高宮は満里奈をカーテンの奥へ誘導する。

そこはさらに奥へと続く一本道で、奥にはいくつかの鉄の扉があった。
高宮はそのうちの一つを開いた。

そこは事務所のようなところだった。

「ホームページで見たかもしれないけど、うちは店員がコスプレをしてるのが売りでね。だから時給も高いんだ」

そう言って、高宮は近くにあった棚の引き出しから2種類の服を取り出した。

「じゃあ、さっそくだけど……。『監獄居酒屋』のスタッフは、みんな看守か囚人のどちらかを演じてもらうんだ。どっちがいい?」

黒色の看守服

白黒の囚人服

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